「原価販売費」という名前

常々思うのですが、P/Lの基本構造は

売上高-売上原価=粗利
粗利-販管費=営業利益
ではなくて、

売上高-(売上原価+販売費)=粗利
粗利-一般管理費=営業利益
とした方が、使い勝手が良いのではないでしょうか??

※昔から販管費だという以外に、積極的な理由はあるのでしょうか?

現実にはそうなっていないので、製造業の経営では売上原価(≓製造原価)の管理にばかり目が行って、販売費側の戦略的管理が疎かになっているケースが非常に(!)多いんです。

でも、昨今の技術のコモディティ化で、技術力や製品力の会社間の差が小さくなってきており、むしろ販売費の勝負になっているケースが多いです。短納期配送とか、製品情報へのアクセスのしやすさとか・・・ 売上原価がどうでもいいとは言いませんが、販売費の管理もとても大切になっています。一体管理すべきでは?

なので、「売上原価+販売費」にも、「販管費」みたいな簡単な呼び方がないかなあと考え続けているんですが、せいぜい頑張って「原価販売費」くらいでしょうか? まだしっくり来ませんね。

売上高-原価販売費=粗利
粗利-一般管理費=営業利益

まあ、国鉄→JRだって、いつの間にか違和感なく定着しましたから、言い続けていれば馴染むのかもしれません。

ちなみに、国電→E電(でしたよね)は滅びましたね・・・

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