サステナビリティ開示と実務

会計の世界では、サステナブル情報開示への関心が高まっています。

サステナビリティ情報開示とは、
会社のサステナビリティへの貢献努力を開示するためのルールです。
特に脱炭素への取り組みに関する開示が軸になります。

会計専門家の間でサステナビリティ情報開示への関心が高まっている背景には、
①少しでもサステナビリティに貢献したい、
②新しい会計サービスの切り口を見つけたい、
等々、理由は様々なのだろうと思います。

しかし案外と置き去りになっているのは、
サステナビリティ(特に脱炭素)を、どう実現していくかという管理会計の整備です。

いうまでもなく、
会社の事業活動は、目標に向かって計画を立て、実行し、効果を測定し、必要な手当てをするという活動の繰り返しです。

そして管理会計は、その全てに関わってきます。

管理会計が無ければ計画を立てられず、
日々の活動がうまくいっているのか/いないのかも分からず、
うまくいっている活動を拡大することも、
うまくいっていない活動を修正することもできません。

成果を上げてくれた人に「ありがとう」と言い、
活動がうまくいっていない人を支援することもできません。

適切な管理会計がなければ、脱炭素は絶対に達成できないのです。

ですから、会計専門家の貢献は、
①実行管理の会計(管理会計)と
②情報開示の会計(財務会計)が、常にセットでなければならないのです。

コストダウン、生産性向上、物価高騰との戦い、そして脱炭素・・・
その全てにおいて管理会計の研究と普及は大幅に遅れていました。

これは、会計サービスに残された広大なブルーオーシャンです。

一緒に協業くださる会計専門家の方がいましたら、ぜひご連絡ください。

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