2050年へのロードマップ

2050年カーボンニュートラルというのは壮大な目標です。その実現は、どれくらい真剣に受け止められているでしょうか?

「温暖化防止」という目標は、日本の努力だけで達成できるものではありません。世界の協調も崩れつつある今、「どれくらい本気でやるべきなのか」と感じる方もいることでしょう。

しかし日本には、2050年カーボンニュートラルを必達しなければならないもっと切実な理由があります。それが「化石燃料の枯渇」という問題です。

化石燃料(石油・石炭・天然ガス・ウラン)は2050年頃に枯渇(少なくとも価格の暴騰)するリスクがあるのです。

このリスクをどう受け止めるかは様々だと思いますが、実際に各社でリスクを評価し、その結論を踏まえたロードマップを作らなければなりません。

ロードマップを作ったら、秘蔵したり作り放しにせず関係者で共有し、必要があれば柔軟に変更していきましょう。

ロードマップを作るのは、
①関係者の行動ベクトルを揃る
②大きな意思決定(先延ばしになりがち)を遅滞なく行う
③進捗状況を把握し、遅れがあれば手当する
などのためです。

カーボンニュートラルを目指す場合、ロードマップに記載されるべきイベントとしては、
①直近の省エネによるエネルギー使用状況の把握(ただし省エネに埋没しない)
②ビジネスモデルの転換
③人材育成とイノベーション
などが想定されます。

ロードマップを作って共有し着地点をイメージしながら活動するのと、ロードマップを作らず着地点のイメージなしに活動するのとでは、結果に大きな差が生じることでしょう。

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