多様性こそが、イノベーションへの道!

厳しさを増す一方の時代を生き抜くためにはイノベーションが必要です。
しかし今、日本には強烈にイノベーションが足りません。
このままでは会社も/社会もどんどん沈んでしまうでしょう。

イノベーションといっても、技術の話しだけじゃありません。
新しい仕事の仕方、
新しい人と人との結び付き、
新しい社会文化など、さまざまなものを含めます。

「変えて行く力」をイノベーションと呼びたい。

でも、このイノベーションって、
どれくらい本気で必要とされているのでしょうか?

「コストが下がるイノベーションが起きないかな」
「利益が出るイノベーションが起きないかな」
「生産性が上がるイノベーションが起きないかな」
・・・

私は技術者時代に(最近も!)
幾つかものイノベーションを成功させてきました。
✔2時間の作業を1分にする
✔世界中の工場の生産能力を2倍にする
✔1週間の作業を1時間にする
✔新しい管理会計を提案する・・・

しかし、こうしたイノベーションの提案が、
歓迎されたこと、
直ぐに認めてもらえたことは、一度もありません!!
✔君はまだ新入社員だ
✔君はその道の専門家じゃない
✔失敗したら、君はどう責任を取るのか?

認可されるまで、いつも3年~4年はかかっています。

以前、私は日本でイノベーションが起きない理由を
こんな風に考えていました。
「多様な人材がいないから、多様な発想が生まれない」
社会的にも、
多様性の大切さがそんな風に受止めてられていると感じます。

しかし最近、私は少し考え方が変わりました。
「多様な存在や考え方を認めることができない組織に、イノベーションをイノベーションとして認める力があるはずがない」

誰の意見だって、良い意見は良い意見です。
新入社員かベテランか、
男性か女性か、
正規か非正規か、なんて関係ありません。
学歴、年齢、国籍も関係ない。

現実には、
日本は世界でも極端に、女性の活躍の場が狭い国ですが、
それは多様な存在や、多様な考え方を受け入れられない国、
結局の所、男性も含めて人物本位の評価がされない国、
イノベーションが起きない国、
になってしまっていることの証左です。

気がついたら、いつの間にか
男性も女性も、若い人もベテランもいる組織になっていた!
そんな感じにならなければダメだと思う。

「女性の管理職を、あと○人増やさなければ」
などと言って、渋々やっているようでは、
イノベーションが起きる組織になりませんよ!

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