正しい管理会計の鉄則は、変動費と固定費をきちんと分けることです。
当然、労務費も変動労務費と固定労務費とで管理を分けなければなりません。
変動労務費の管理を「コストの道の管理」
固定労務費の管理を「資源の道の管理」
と、私は呼んでいます。
コストの道を歩む方々に想定される働き方は、こんな感じです。
✓指示待ち、やらされ感
✓不満や批判ばかり
✓質問しない
✓言われたことだけやる
✓やったふりをする
✓いつまでも同じやり方
資源の道を歩む方々に想定される働き方は、こんな感じです。
✓仕事を取りに行く、達成感
✓夢や理想を語る
✓好奇心に満ちている
✓仕事の範囲を広げていく
✓責任感がある
✓仕事のやり方をどんどん進化
「コストの道」の内容が、かなり厳しいものになっていますが、
これは変動労苦費の管理がそれで良いという意味ではありません。
本来「資源の道」を歩むべき正社員の方々が、
「コストの道」を歩んでしまっていませんかという注意喚起です。
✓セミナーをやっても、質問をする人がいない。
✓いつまでも漫然とラジオ体操。
✓いつまでも古い「7つのムダ取り」「ゼロ在庫」
✓コストダウンを指導する人がP/Lを見ていない。
✓在庫削減を指導する人がB/Sを見ていない。
✓会計の現状に疑問を感じない。感じても変えようとしない。
✓いつまでも多様性が認められない。
✓生産性向上せよ、という割には、生産性の定義が曖昧。
✓日本のGDPが人口2/3のドイツに抜かれてもなんとも思わない。
✓脱炭素、やったふり
✓在庫を期末だけ削減して、やったふり
等々等・・・
頑張れば、もっとできることはあるのに、本当にもったいないです。
ぜひ人材育成の方程式で、
「資源の道」を歩む人を増やしてください。
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